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作品に為り切れない言葉の数々をちまちまと載せていきます。
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突発で書いたんだけど、正気に戻ったらなんかあれだったので日記から移動。
絵は削除した(苦笑
もっとかっこいい叔父甥が描きたいの!むしろ描くから!


「ジランドール、叔父さん」
こんな風に報せもなく俺の所にやってきて、みっとも無い姿を晒す時は、大抵レティシャ関連だ。
昔は、母さんがおかしくなったとか自分に気付いてくれないとか、そんな事でぴーぴー泣いていたが、近頃は何も語らず唯縋り付いてくる。
邪魔臭くて仕方ねぇ。
煩くて騒がしいのも適わねえが、いい加減その図体がでかくなった事に気付きやがれ。
「離れろ、暑苦しいんだよ」
突き放してそう言えば、これまた情けねぇ顔をして立ち尽くしている。
だから、そんな顔すんじゃねぇよ。その顔を見ると苛ついて仕方ねぇんだ。


何度も言うが、これは絵が先なんだが、絵は削除した!
だめだよ正気じゃないって怖い・・・(汗
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冷たい指が首筋を這う様を、どこか他人事の様に冷めた思考で見つめる。どうせそんな俺の内心なんてとっくに見透かしているんだろう。小さく綺麗な唇を歪めて彼は薄く笑った。指先が首元の輝石をなぞる度、ぞわりと寒気が走る。それさえも愉快なのか、彼は一層歪に笑っていた。
「お前は本当に愚かで生意気で、飽きないな」
くすくすと無機質な部屋に反響する笑い声が、意識さえも侵食していく。逃れられない、否、逃れようとさえ思えない。ただ彼にされるがまま、その戯れを享受していた。
「……今日は随分と機嫌が良いんですね」
いつもよりも輝石を弄んでばかりの彼の顔を伺いながら、そう呟く。輝石に触れる回数が多いときは、機嫌が良い場合が多いのだ。ある意味分かりやすいそれは、きっと俺を試しているんだろう。分かっている癖に。俺がそういうものを見逃さないように作り上げたのはこの人なのだから。



以前リハビリとか言ってた時期に、突発的にミトゼロが書きたくなって書いたもの。
本当はこの続きも書く予定でしたが、まあいつも通りのミトゼロにしようと思いつつ放置してたんで上げちゃいます。

心地良い風が、静かに吹いていた。実際には風音なんて聞こえてはいないのだけれど、優しく肌を撫でる感覚が、先程からずっと続いていた。
そこは不思議な空間だった。意識はしっかりしている筈なのに、まるで夢でも見ているかの様に現実味が無い。ふわふわとした微睡みの様だった。
その微睡みから抜け出そうと、今までの様に目を覚まそうと必死に意識を覚醒させようとするが、もう既に意識は覚醒状態である。
どうすることも出来ないまま、その不思議な空間を漂っていた。

ふと、あることに気付く。
現実感が無い筈のこの空間から見下ろした眼下の景色は、紛れもなく現実味を持った見知った街並みばかりだという事を。
それを自分は、音もなくただ眺めていたのだと。

これが正しい死後の世界だったりするのかしらね。
ふと口に出してそう呟いて見ても、それは音を成さずに風となって消える。一気にこみ上げた虚しさに、声にならない声で笑った。

俺は今度こそ本当に死んだんだろうか。


おっさん連作で書いてたけど、間が空きすぎてちょっと一から書き直したくなったから、投下しときます。

※偽物注意。


そんな言葉をあたしに吐いてどんな答えを望むっていうの。あたしがそんな人間じゃないくらいわかってるよね。あたしはみんなが思っているような人間じゃないんだよ。あたしは別に天真爛漫でも無邪気でもない。そんなのみんな騙されてるだけ。わかんないのかなあ。これは壁。見えない壁。緩そうに見えて実は強固なんだよ。あたしの本音って見抜けてるのかな。見抜けてないじゃん。みんなきっとに騙されてる。ほらだからあたしは君の思ってるような人間じゃないんだ。だからあたしは平気で嘘を吐く。
あたしは怖いだけの臆病者だから。


だからヒューバート。君の想いも知らんぷりで受け流せるんだ。





例の告白ネタ。パスカルについて考えてたら実は結構ネガティブだったらどうしようとか思ってしまった。確信犯的なところはけっこうあるんだよなぁ、パスカル。
遅い年賀マガ文を考えてただけなのに、fクリア後初文がこれってどうなの(苦笑

携帯のデータ整理をしてたら、前の携帯から引っ張り出してた書きかけ文があったことに今気づいた。
載せてないと思うからここに投下しときます。
多分07年のいつかに書いたやつなんだろうけど、もう定かではない(苦笑
冒頭見る限り戦闘シーンが書きたかっただけなんだろうね。






キン…と弾いた剣先。静寂に響き渡るそれは、まるで火花を散らした様だった。
素早く振られる二本の刀に、同じく素早くしかも隙無く打ち返す短剣。それだけで見事な剣舞だけれど、それ以上に見事なのはその姿。
赤い服にひらひらと舞う白い紐は、彼の動きを追うように風に靡く。桃色の服にゆらゆらと揺れる紅い髪は、彼の動きに合わせて優雅に舞う。
二人の真剣なその姿に思わず目を奪われてしまいそうなくらいだった。
やがて短剣は空へと弾かれ、刀の一本が喉元に向かう。体勢を崩した紅い髪の男は悔しそうに、しかし嬉しそうに見上げる。
「勝負有り、だな」
赤い服の男は心底嬉しそうにそう告げた。


練習試合を終えた頃には、時はもう夕刻。辺りは朱から黒に染まろうとしていた。周りに人影は見えなくなっている。刀を鞘に仕舞って相手を見れば、体勢を立て直す事無く未だ座り込んでいた。
「何やってんだよ…ゼロス」
そう言って手を差し延べれば、へらへらと笑って手を取り立ち上がる。俺さまはだいじょーぶよそれにしてもロイド君は強くなったなあ、と笑いながら。
その姿に何かもやもやしたものを感じたけれど、原因が分からずとりあえず帰るよう促した。するとさっきまでとは違い、今度はすたすたと歩いていってしまう。
「何なんだよ……いったい」
その呟きは広い公園に響いて、消えた。


「お帰り、ロイド」
宿に帰ればもう時間は夕飯で、大きなテーブルに沢山の料理が並んでいた。もう準備は済んであとは食べるだけ、そんな状態だった。皆俺を待っていてくれたのだ。
「ごめん遅くなった」
「全く、もう少し早く帰って来れたのではなくて。ゼロスは帰って来ているのだから」
先生の小言がちくちくと刺さる。でもゼロスは勝手に先に帰ってしまったんだ。それにそんなに寄り道したつもりはなくて、真っ直ぐ宿に向かったはず。どれだけゼロスは速く帰ったって言うんだ。
「どうせまたゼロスに負けて落ち込んでたんでしょ」
「な……違うよ!今日は勝ったんだぜ」
「またまた~」
「それはホントだぜぇ、がきんちょ。今日はロイド君の勝ちー」
騒ぐゼロスの姿はいつもと何も変わらなくて、いつものようにへらへらと笑っていた。それは変わらない日常の姿で、だからこそさっきのは何だったのだろうかと、疑問を感じずにはいられなかった。


夕食を終えて部屋に戻れば、先に戻っていたゼロスがベッドの上で寛いでいた。その姿はやっぱりいつも通りで、



ここまでしかなかった(苦笑
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